くちびるに歌を/中田永一

世間には青春小説というこっぱずかしいジャンルがあって
なぜだか私はけっこう好きなのだが、これもよかった。

中学生の頃、地元の合唱団に所属していて、
定期演奏会のためにがんばって練習したことを
唐突に思い出して懐かしかったー。

五島列島に行ったことがある方なら
あの美しい海と山の風景が頭に浮かんで
数倍は楽しめると思います。

プリティが多すぎる/大崎梢

仕事以外での読書が久しぶりなので
軽めの小説でリハビってみる。

ローティーン向けファッション誌に配属された
男性編集者(26)の奮闘物語。

女子中学生向けのファッション誌なんて
私にとってはまったくの異次元世界なのだが、
いろんな要素があって、ぐぐっと引きこまれた。

きらきらしている女の子はかわいい。
装丁もかわいいです。

計画と無計画のあいだ/三島邦弘

本の会のメンバー、さんBさんからの借り物。
昨年、半分読んでほったらかしていたので
年をまたいでしまいました。

2006年に起業した出版社、
ミシマ社の5年間を社長がつづった熱い話。

個人的に熱すぎる人が少々苦手であるため
コレどうかなあ?と疑りながら読んだところ、
たしかに熱い語り口なのだが
正直に熱い人なんだなあと、好感が持てた。

「どうしたら売れるか」ではなく、
「どうしたら喜んでもらえるか」という問いをたてること。

と、三島さんは書いている。

そんな青臭いこと言って! と思われる
出版業界の方々もいらっしゃるでしょうが、
バイアスを捨てて読んでみてほしい。